以前まで特別養護老人ホームや居宅介護支援事業所など様々な形態の施設で働いていました。その時にケアマネジャーの資格を取得し、多機能型居宅介護施設の立ち上げにも携わるなど約10年ほど別の会社で介護業に従事していたところ、ご縁があり2011年にグループホーム「くに林」に転職する事になりました。2016年に施設の経営権が「株式会社ベストウェル」に移行した後も引き続き管理者として働いています。現在は施設管理やスタッフ管理、入居者さまとそのご家族さまへの対応、本社とのやり取りなど管理業務全般のほか、入居者さまのケアプラン作成なども担当しています。

入居者さま第一の行動を心がけています。そして入居者さまのご家族が「最期の時をここで幸せに過ごして欲しい」と願ってこの施設を選んでくださった、入居者さまのご家族の思いを大事にしたいと考えています。また、スタッフには「認知症の方だからといって何もできないと思わない事、尊厳を大切にする事」を常に伝えています。私たちは認知症になってからの入居者さましか知りませんが、ご家族さまは入居者さまの若い頃を知っています。「自分を育ててくれた父や母には、ここで幸せに過ごして欲しい」というご家族さまの気持ちを大切にし、入居者さまとそのご家族さまに満足していただいて、ここを選んで良かったと思ってもらえるような仕事をしたいと考えています。

その他、スタッフと密にコミュニケーションを取り意見を言いやすい雰囲気づくりも心がけています。現場の声を決して否定せず、やりたい事はやってもらって、もし上手くいかなかった時は一緒に改善点を考えてまたチャレンジをする、そんな風通しの良さも「くに林」の魅力ですね。とにかくストレスを溜めてしまわないように、ここで働けて良かったと思ってもらいたいですね。実際、他の施設と掛け持ちをしているアルバイトスタッフからは「ここで働いていると癒される」と言ってもらえた事もありますよ。

退勤する時に、入居者さまから「気を付けて帰りや」「また明日待ってるよ」と声をかけてもらえたり、笑顔を向けてもらえたりする瞬間がやりがいです。時には「手が冷たいなぁ」と手をあたためてくれる事もあって、入居者さまの優しさや笑顔に支えられていますね。また、施設では看取りも行っているのですが、入居者さまのご家族と最期の瞬間を共有したり「綺麗な顔で旅立てて良かった、感謝しています」「ここを選んで良かった」と言っていただけると、この仕事をしていて良かったと思います。

以前まで「くに林」は山の中に建っていて、自然に囲まれてとても良い環境だったのですが、台風や大雨といった自然災害が起きると毎回避難をしなければいけない立地でもありました。複数名の高齢者を避難させるのはとても大変だったのですが「株式会社ベストウェル」が施設運営を行うようになった後、入居者さまやスタッフの安全を鑑みて施設を移転してくれたのがありがたかったです。入居者さまはもちろん私たちスタッフも不安やストレスを抱えなくてよくなり、よりしっかりと入居者さまと向き合える環境に整ったと思います。

素直で優しい気持ちを持って仕事に取り組める方、入居者さまの目線に立ち思いやりのある行動ができる方と一緒に働きたいと思っています。職場の人間関係はとても良好で「こんなに良いスタッフが集まる職場は他に無いんじゃないか」と思うほど素晴らしい人ばかりで、ここで働くスタッフは私にとっての誇りです。そんな人たちと一緒に楽しく、大変な事も共に乗り越えながら働いてみませんか？入居者さまの笑顔、そして人生の締めくくりの瞬間、そういったかけがえのない経験を共有できる方と働きたいと考えています。